口腔がん(2)

みなさま、こんにちは。院長の村上です。

みなさんは、このシンボルマークを見たことがありますか?

乳がん検診の早期受診を啓発するシンボルとして「ピンクリボン」というものがありますが、こちらは「レッド&ホワイトリボン」といって、口腔がんに対する正しい知識を世に浸透させ、口腔がんの早期発見と検診の受診を促進させる目的として米国でも広まっているシンボルです。

日本では東京都玉川歯科医師会を中心に、口腔がんの撲滅運動に賛同する歯科医院やドクターがこの赤と白のリボンを掲げています。

口腔がんと判別するうえでひとつの目印となるのが炎症ですが、そのなかでも白い部分と赤い部分が混在する炎症は特に注意が必要とされ、炎症部分が隆起しているものや、しこりのような硬さのあるものは医師の診察が必要とされています。

そのような目印の一つとして認識してもらうためにも、赤と白のリボンになったとのことです。

さて前回、口腔がんの死亡率は高く、日本では、他の先進国に比べ、口腔がんで亡くなる方が、異常な速度で年々増えていることをお伝えしました。

がんの進行度は第Ⅰ期からⅣ期の4段階に分けられます。

通常、第Ⅰ期・Ⅱ期を「早期がん」、第Ⅲ期・Ⅳ期を「進行がん」と呼び、原発腫瘍の大きさ、所属リンパ節転移、遠隔転移の三要素で病期が決まります。

口の中は他の臓器と比べ、視診・触診が容易であるにもかかわらず、「進行がん」も多く見られます。

もちろん死亡率は「進行がん」ほど高くなります。

早期発見できれば、それだけ治癒率は高まりますが、口内炎などの粘膜疾患、歯肉がんの場合、虫歯による痛みが原因ではないかといった思い込みや勘違いによって見逃される可能性があり、これが、死亡率が下がらない要因の1つとなっています。

口腔がんの治療法には手術・放射線・抗癌剤の3つがあります。

手術になれば、舌・顎・頬の一部、またはその大部分を切除せざるを得ないこともあります。

その結果、口の機能に大きな障害を持つことになり、治療後のQOL(quality of life:生活の質)に大きな影響を与えかねません。

がんに限らず、どのような疾患も、やはり「早期発見・早期治療」が大切です。

欧米では口腔がんの早期発見・早期治療を国民に呼びかけ、取り組んだことで、死亡率を大幅に減少させました。

日本では、行政が主体となっている「口腔がん検診」が、全国数十か所で実施されています。

当医院のある中央区では実施されていないようですが、お隣の港区では実施されています。

 

港区ホームページ

こうした行政のサービスを利用してもいいと思います。
ぜひ、年に一度は、「口腔がん検診」を受診しましょう。
 


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